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「会社を辞めたい」と思った時のインサイドヘッド

2017/12/01
 
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2歳と4歳の男の子を育てている主婦のchikaと脱サラ夫です♪ chikaは最近FP2級の資格を取得。 ずぼらな性格とFPの知識、自分の経験を取り入れながら、 子育て世代に役に立つ情報を載せていきます。 夫は脱サラして司法書士を目指してます。 FP、宅建、建築士の資格を持ち、サラリーマン時代の経験を活かした記事を書いていきます。
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どうもー。久しぶりに精神論的な記事を書きたくなった夫です。

私は昔から根性論が大っ嫌いでした。
根性論を肯定している奴も否定している奴も嫌いでした。
その存在自体が受け付けませんでした。

理由は“目に見えないから”というシンプルなものです。
見えないものに振り回されて一喜一憂する状態はかつての私には理解不能でした。
ケガをしたわけでもなく、筋肉がついたわけでもなく、技術が向上したわけでもない。
それが私の考える“根性論”のすべてでした。

脱サラをココロに決めたとき、私の脳内の様々な感情たちに報告しました。
インサイドヘッド風に私の脱サラを説明していきたいと思います。

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「会社を辞めたい」と思った時の私のインサイドヘッド

 

学級委員長(以下、長)「会社を辞めて新しいことにチャレンジしよう!」

私の脳内クラス(約40人在籍)が大騒ぎしたのを今でも鮮明に覚えています。
小さな教室がひっくり返るような衝撃が走りました。
ざわめきが収まらない中で、私の中の学級委員長が静かに話し始めます。

 

「いいか!みんな聞いてくれ。落ち着いて。落ち着いて聞いてくれ」
不安委員(以下、不安)「いやいや!落ち着いてられっかよ!収入はどうすんだよ!」
財務委員(以下、財)「ええぇぇと。ちょっと計算してみますね。えっと~」
不安「収入もそうだけど、家族はどうすんだよ!みんなになんて言うんだよ!」
不安「親は!?奥さんの親も自分の親も!なんて言うんだよ!」
「不安。落ち着け、まだみんなに内容を伝えられていないじゃないか」
不安「伝えるも何も会社辞めるって絶対にやべーよ!絶対に失敗するよ!」

 

序盤はこんな感じでした。脱サラを考えたときの私の教室内は大騒ぎ。
発言していたのは長と不安だけ。少しだけ財がしゃべったかな?
他のクラスメイトは何が起きたのか理解できていませんでした。

 

「僕たちは新しいことに挑戦しようと思う」

長は一息ついて大きな声で宣言しました。
「会社を辞めて新しいことをしたいと思う!!」

 

静まり返る教室内。しばらくして、教室の後ろの方から静寂が破られます。

 

ちょっとした不良(以下、漢)「オレはいいと思うぜ。面白そうだしやってみようぜ」
不安「漢、君はいつも危ないことばっかりするじゃないか!この前だって云々~」
「うるせぇな。不安はいっつもうるせぇんだよ」
ストレス委員(以下、スト)「二人ともやめなよ、あぁなんかお腹痛い」
「今のままで楽しいのかよ!毎日毎日、同じことしてよぉ!!」
「収支は安定していますよ?」
「そういう問題じゃねーよ!なーんか、この、とにかく面白そうじゃねーかよ!」
不安「君は!“とにかく”とか“面白い”とかそういうことじゃないんだよ!あーもう!大丈夫なのかよ!」
スト「もうみんな仲良くしようよ!あぁ~おなかが。ちょっとトイレ行ってくる」

教室内のいざこざはしばらくの間続きました。
その話題をすると雰囲気が悪くなるので何も話さない日々もありました。

みんなで話し合うだけではなく、長と漢だけで話をしてみた日もありました。
ストが体調不良で休んだ日もありました。
不安は他のクラスメイトにこの案が“如何に危険なことなのか”を伝えていました。
不安とストだけで話してみたり、財と長が会議室でこもって打合せしてみたりしました。
もちろん全員で話す機会も作りながら、それは何日も続きました。
教室内は活気と熱気に溢れていました。

「なんか!高校の入学のときの雰囲気に似てるよな(笑)」
誰かが言いました。教室内にぶわっと笑い声が響きました。
「確かになんか久しぶりだな!この感じ!10年ぶりくらいか!?」
教室は異様な盛り上がりをみせていました。
そういえば、漢がちゃんと教室にいるのも久しぶりです。

不安「笑ってる場合かよ!ヘラヘラするなよ!大事なことだろ!」
「大事なことだから面白い方がいいんじゃねーかよ!」
イベント委員(以下、イベ)「クリスマスとか楽しー!年末とか楽しー!」
事情をよくわかっていないイベがくるくる回りながらはしゃいでいます。

不安「そ、そうだ!クリスマスも年末も休めなくなるかもしれないぞ!」
健康委員(以下、健康)「それは良くないよ!ちゃんと休まないと!」
スト「えぇぇ。休めないのはイヤだよぉ。お腹痛くなりそうだよ」
「別に死ぬわけじゃねぇんだし構やしねぇよ」
健康「ダメだよ!ちゃんと休みが確保できないのは!」
「オレはこのままだったらつまんなくて死にそうだよ」
スト「ごめん。トイレ行ってくる」

何度もトイレに駆け込むストの背中を見ながら、長は悩んでいました。
長が考え抜いて一度は決めた脱サラでしたが、教室内はずっと大混乱です。

サボり魔(以下、魔)「なんかオレ飽きてきちゃったなー、もういいじゃんこのままで」
不安「そうだね。僕も一回このままでいいと思う!」
「何回もケンカするくらいだったら、このままでいいじゃん」
「何言ってんだよ!まーた毎日同じことすんのか!?」
「漢はいつもギラギラしすぎ。そんなにガツガツすんなよ?な?」

最近の教室は静かになることがありません。
話合いが長引いてみんな疲弊している様子です。長はゆっくり口を開きました。
「みんな、ありがとう。わかった。今回はこの件、見送ることにする」

そこで一人の男がゆっくりと立ち上がって、こう言いました。
父性本能委員(以下、父)「賢明な判断だ。さすがだ、長。よくがんばった」
「収支は今後も安定していくと思います」
「これからは財と私も会議に出席させてもらってもいいかな?」
「ああ。騒がせて申し訳ない。みんな、今回の件は忘れてくれ」
長、財、父は静かに教室を出ていきました。今後の計画を会議室で話すために。

しばらくすると、いつもの教室に戻りました。
前と同じように漢は休みがちになってしまいました。
イベは月に一回くらいのペースでいろんなコスプレをしながらビール片手に登場します。
いつもの教室です。たまにお酒を飲んでたまにみんなでゲームをやる。
そんないつもの教室が戻ってきました。

会議室では難しい話がされていますが、
父の冷静な意見、財の目に見える資料、それぞれが会議を引き締めてくれます。
これも一つの教室の形なのです。
ゆっくりとした日々が流れていきました。

ある日、魔がいつものように教室でぼぉーっとしていました。
「あ~、こうやってスマホでゲームやってる瞬間が最高に幸せだわぁ」
そこに慌てた様子で健康が教室に駆け込んできました!
健康「ストが!ストが倒れたって!」

友達思いの漢はストのお見舞いに行きました。
「オイオイ。大丈夫か。あんまり無理すんなよ」
スト「うん、ありがとう。もう大丈夫。いつも心配かけてごめんね」
「でも、なんで倒れたんだよ。なんかあったのか?」
スト「実はね。あのぉー」
バツが悪そうにストが話し始めました。
スト「街中を歩いていたら、他校の生徒に悪口を~」
「悪口!?なんだと!?許せねぇ!!ぶっとばしてやる!」
そのまま漢は飛び出していきました。
スト「あ!漢くん!待って!漢くん!」
漢は既に教室に向かって走っていってしまいました。

スト「悪口を、言われた気がして僕が勝手に気を失っちゃっただけなんだけどなぁ~」
そうです。内容は大したものではありませんでした。
ストは楽しそうな他校の生徒が笑っているのを見かけただけでした。
悪口を言われたわけではなく、悪口を言われた気がして倒れてしまったのです。

漢は全ての内容を聞くことなく顔を真っ赤にしながら興奮気味に教室に入ってきました。
「おい!長!ちょっと来い!」
「どうしたんだよ。急に。ちょっと落ち着けよ」
「いいから、ちょっと来い!」
漢は半ば強引に長をひきずって別の部屋に行きました。
その場に居合わせた父も後を追いました。

「ストが倒れたぞ!どういうことだ!他校の奴に悪口言われたって!」
「悪口!?どういうことって言われても」
「弱い学校の奴って思われてたんじゃねーのか!?おい!どーなんだよ」
そこに父がゆっくりと入ってきました。
「仮にそう思われていたとして、何が問題なんだい?」
「てめーは黙ってろ!後から入ってきて偉そうに!」
「偉いか偉くないかにこだわっているのは君だけだ。私は冷静に話がしたいだけだ」
「オレはずーっと前からこのクラスを守ってきたんだ!気合い入れてきたんだ!」
「何を言ってるかさっぱりわからないな。質問の答えにもなっていない」
「うるせぇな!俺は長と話してんだよ!すっこんでろ!」
「落ち着くのは君だ。ここ最近の教室は安定している。少しは冷静に対応しなさい」

漢と父が話し合いをする中で長は別のことを考えていました。
昔から、長は漢のせいでいろんな目に逢ってきました。
漢のせいで謝罪に行ったこともありました。
漢がやったことでストが体調を崩したこともありました。

漢と魔が二人で授業を抜け出し、ビリヤードをして、
そこで魔が引いたキューが他校の生徒に当たり、
トラブルになって、漢と魔がケガをしたこともありました。
「そういえば、その時は健康がすごい怒ってたな」
少し笑いながら、そんなことを思い出していました。

その都度、長が対応しました。
時には財と一緒に対応しないといけない時もありました。

でも、楽しかった。

長はその思い出の全てが10代の頃のものだったことに気付きました。
その頃の教室は笑い声で溢れていました。
やったこと全てが最後には笑い話になっていました。
長の中で何かがはじけました。長は口論を続ける漢と父にこう告げます。

「やっぱり、もう一度、やってみないか!?新しいこと!!」
唖然とする漢と父。長はそんなことを気にする様子もなく、話を続けます。

「やってみようよ!やれるかどうかじゃなくてやってみよう!」
「長、何を言っているんだ。ストが倒れただけの話だろ」
「だけ?だけってなんだよ!ストが倒れたんだぞ?」
「二人とも落ち着いて。まずはコレをストに伝えてさ!」
「ストに伝えたところで状況は変わらない。もし仮に」

発言する父を長は手で制して話を続けます。
「ストが他校の生徒に悪口を言われたって平気なくらい教室を楽しくしようよ!」
「おいおい、どうしたんだ急に」
「だってそうだろ?昔は悪口なんか気にしなかっただろ?他校の生徒の言うことなんか気にしなかっただろ?」
「周りからどのように判断されるかというのは非常に重要なものだ」
「父の言うこともわかる。でも、わざわざ教室をつまらなくする必要はないだろ?」
「う、うむ。し、しかし、現在の教室は安定して」
「とりあえず俺はストにこの件を伝えてみるよ」
そのまま、漢は会議室を飛び出していきました。

長は決めました。楽しくしたい。教室を毎日楽しくしたい。
そう考えるだけでワクワクしていました。
まだ何も変わっていないのに、長はみんなを説得したくてたまらなくなりました。
長は満面の笑みで教室に向かっていきました。

「ふー。私じゃこのクラスを変えられないってことか」
父は呆れた表情のまま、会議室でポツリとこぼしました。

しばらくすると、ストの体調も良くなりました。
漢は勘違いして飛び出していったことを父に詫びました。
父も言い過ぎたと漢に伝え、二人は仲直りしました。
ストが倒れたことを教室内で知っている者は多くありません。
しかし、一人だけ大きな変化がありました。

そこからの長は違いました。
長はその手にスローガンを持っていました。
「毎日を楽しくしよう!」と書かれたもの。
「カッコイイ教室にしよう!」と書かれたもの。
「例え失敗しても、20年後には、笑い話にできる!」と書かれたもの。
それぞれが長の伝えたいことでした。

いつもの教室に入ってきた長は胸を張って大きな声でこう言いました。
「みんな!聞いてくれ。やっぱり僕たちは会社を辞めて新しいことに挑戦する!」
ざわつく教室内。しかし、前回と違うのはここからでした。

バン!とそのスローガンを掲げて教室内のみんなに伝えます。
「それぞれ、意見があると思うが、伝えたいことはコレだ!」

教室内の全員がそのスローガンを見つめます。
そこには大きな文字で“毎日を楽しくしよう!”と書かれていました。
「これからいろんなことがあると思う。迷っても同じ目標に向かって進もう!」

~続く~

 

以上です。現在、私のインサイドヘッドはこの状態までしか描くことができません。
伝えたいことは、この物語の最後に登場したスローガンが世に言う“根性論”なのです。

今まで嫌いだった根性論ですが、
嫌いだった理由は“目に見えないから”というものではありませんでした。
本当の理由は“自分が掲げたスローガンじゃなかったから”でした。

人に持たされたスローガンに従うことは教室内の雰囲気を他人のものにしないといけなくなるから嫌いだったのです。

そのことに最近、気付きました。

教室内の向かう方向をいろんな感情を抱きながらも
自分(長)が決めたとき、その根性論はとても有意義なものになるのです。

今の段階では、私の物語のオチまで描くことができません。
しかし、私が経験した感情を物語にすることができるのも脱サラを考えたからです。
今は毎日が刺激的です。不安もあります。ストレスもすごいことになっております。
それでも、自分で決めたスローガンは間違っていなかったと思っています。

大変、長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます!

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